今回は、ボディメイクと戦う身体作りのためのトレーニングは何が違うのかというお話をしたいと思います。
ボディメイクは見た目の身体を作り上げていくということになります。綺麗な身体、逞しい身体、といった具合で、形を変えることを目的としていると思います。
具体的には、ウエイトトレーニングで身体を大きくするということになるでしょう。
一方、戦う身体作りとは、格闘技の試合に出るための身体、それ以外にもスポーツの試合で勝つための身体、これを作ることを指します。
いずれの場合も、基本的なトレーニング方法は同じであると私は考えています。使う筋肉は同じだからです。
押す、引く、上げる、下げるといった動作をすることで筋肉に刺激を与え、鍛えていくわけですが、ボクシングでパンチを繰り出す時は、押す力だけでなくその後に引く動作を連動させなければいけません。
まず、そのような筋肉を鍛えた上で取り組むジャンルに合わせた技術を磨くことで運動神経を高めていきます。
つまり、戦う身体作りの際は鍛えた筋肉をどう動かすか、これを神経と連動させる、反復練習で覚えることが必要です。
ウエイトトレーニングだけをやってきた人がいきなり格闘技をやろうとすると、筋肉をすぐに痛めてしまう傾向があります。これは、ストレッチをしていないために筋肉が硬くなってしまっていて、故障しやすい身体になってしまっているからです。
戦う身体を作るためには、通常のトレーニングに加えてしっかりストレッチをして筋肉を伸ばす、そしてその上で技術を身につけるための練習をして神経にその動きを伝達させる、という反復が大事ですね。